大腸カメラについて

大腸カメライメージ画像

大腸カメラは下部消化管内視鏡検査とも言われ、肛門からファイバースコープを挿入し、直腸から結腸までの大腸の粘膜を観察する検査です。胃カメラ同様、スコープの先端には小型CCD、空気や水を送るノズル、鉗子口や切除した組織などを取り込む吸引(鉗子)口などが搭載されています。鮮明な画像により腸の内側をリアルタイムに確認することができ、組織を採取して病理検査も行えるなど、炎症や潰瘍、ポリープ、腫瘍の悪性・良性の判断等に非常に有効な検査です。

以下のような場合、大腸カメラ検査をお勧めすることがあります

  • 便秘や下痢など排便に異常が続いている
  • 貧血気味である
  • 血便がみられる
  • 腹痛や腹部に張りがある
  • 急に体重が減った
  • 健診などの便潜血検査で陽性となった
  • 大腸がん、大腸ポリープを治療したことがある など

以下のような疾患に関し、大腸カメラ検査が有効です

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸憩室症
  • 虚血性腸炎 など

日帰りポリープ切除も実施

大腸カメラではポリープが発見される場合があります。大腸のポリープの多くは腺腫性ポリープでその約8割は良性とされています。ただし胃のポリープに比べるとがん化するリスクが高いため、発見時に切除しておくことで大腸がんの予防につながります。

当院では大腸カメラの検査でポリープが発見された場合、1cm前後のものであればポリープの切除手術(ポリペクトミー)を日帰りで行うことが可能です。

検査費用

※料金は患者様それぞれのご状態により変わります。あらかじめご了承ください。
1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラ検査
(観察のみ)
約2,500円 約5,000円 約7,500円
大腸カメラ検査
+病理組織検査
約3,000円 約6,000円 約10,000円
大腸カメラ検査
+日帰りポリープ
切除手術
約7,000円 約14,000円 約21,000円

大腸カメラ検査の流れについて

検査前

  • 症状の確認や下剤による前処置が必要なため検査前に一度受診いただき、検査日時の予約を行います。
  • 検査が可能となりましたら併せて詳しい検査日程の決定と注意事項、下剤による前処置の説明を行います(検査前の定期薬の服用やインスリン注射を行っている方についてもスタッフがご説明いたします)。
  • 検査同意書への記入をしていただきます。
  • 健診や人間ドックで要精密検査となった方は検査結果一式をお持ちください。
  • 検査予定日の3日前から繊維を多く含む食べ物をなるべく避け、水分を多めにとるようにしてください。

検査前日

  • 検査前日は朝・昼・夕食ともに消化の良いもの(白米・うどん・パン・おかゆ・白身魚・鶏肉・豆腐など)を食べるようにしてください。ふだんは健康に良いといわれているような、玄米・そば・こんにゃく・海藻類・きのこ類・野菜・果物などは、大腸内視鏡検査を受けるに至っては消化が悪く検査の妨げになりますので、前日の食事では避けましょう。
  • 検査前の受診時にお渡しする下剤を、就寝前に服用してください。
  • アルコールはなるべく控えるようにしてください。

検査当日

  • 朝食は摂らないようにしてください。お水、お茶などは飲んで構いません(ただし無糖のものに限ります)。
  • 朝、ご自宅で下剤を飲んでいただき、その後、水またはお茶を飲んで(ただし無糖のもの)、排便し、腸内をきれいな状態にしていただきます。
  • 検査予約時間の15分前までにご来院をお願いいたします。

大腸カメラ検査の流れ

  1. 事前準備をし、検査台に横になります

    前処置室における事前の準備が調ったら検査着に着替えて、検査台に横になっていただきます。

  2. 検査開始

    内視鏡を肛門から挿入し検査を行います。検査中は体の向きを変えていただいたり、お腹を押さえたりすることがあります。また腸管を膨らませることもあります。

  3. 腸管内部を観察

    内視鏡によって撮影された映像を見ながら結腸や直腸などの内腔に病変がないかを医師が確認していきます。

  4. 生検およびポリープ切除

    疑わしい組織があった場合は内視鏡で一部を採取し、病理検査に回します。またポリープがあり、1cm程度で切除可能な場合は切除します。

  5. 検査終了

    大腸の内腔を一通り観察すれば検査は終了です。検査時間は観察のみなら15~30分程度です。

検査後の注意

  • 検査後の飲食は観察のみであれば普通に摂っていただいてかまいません。ただし病理検査(生検)やポリープ切除をした場合、術後1週間程度は注意し、安静にするようにします。食事、入浴、運動については制限があります。詳しくは医師またはスタッフからご説明させていただきます。
  • お腹に張りが残っているという場合、ベッドに横になって体の向きを様々に変えていき、ガスを体外へ出していくようにしてください。
  • 通常、飲食は1時間後から可能です
  • 検査当日のお風呂はシャワー程度にし、強度の運動は避けてください
  • 検査終了後、気になる症状がある場合は、すぐに医師にご相談ください