・安全な入浴について
1.体調の悪いときは入浴をさけましょう。
2.高齢の方は家族などに知らせてから入浴し、途中で声を掛けてもらいましょう。
3.シャワー、かけ湯などで体を慣らしてから入りましょう。
4.42度以上の熱いお湯での入浴はさけましょう。
5.入浴前後に水分を十分に取りましょう。
6.特に冬期間は脱衣所、浴室などを暖めて居間との温度差をなくしましょう。
7.飲酒後の入浴はさけましょう。
・熱い物や塩辛い物に注意を。
熱い物を急いで食べると、胸のあたりを熱い物が通過していくのが判ります。日常的に繰り返されると食堂や胃粘膜を傷つけこの刺激が癌のリスクを高める可能性があります。塩辛い物の食べ過ぎにも注意が必要で、塩分の取りすぎは癌の原因になるといわれています。これらの食べ過ぎは胃を痛める原因になりますので注意しましょう。
・家族全員で気をつけましょう。
小さいお子さんは体の調子が悪くてもうまく回りの人に訴えを伝えられません。お子様の異常に気がついたら早めに医師に相談しましょう。
・あなたの報告が、多くの患者さんを救います。
医療現場における副作用、感染症および不具合などの情報の、国への直接報告は薬事法によって制度化されています。健康被害の発生、拡大防止のために、かかりつけの医師にご報告お願いします。
・特定検診・特定保健指導
メタボリック症候群対策として高血圧、心臓病、糖尿病などの生活習慣病発症を予防するため40歳以上の被保険者を中心に特定健康診査、特定保険指導を実施することが義務づけられます。
・メタボリック症候群
お腹の周りのサイズダウンで健康アップ!
お腹の中に付いた内臓脂肪が脳梗塞や心筋梗塞と関係しています。特に腹囲男性85cm以上、女性90cm以上の方は、その原因となるメタボリック症候群を予防改善するために日頃からの食事、運動療法に心がけましょう。
・胃に住み着いているピロリー菌
ピロリー菌肺の粘膜に住みつく細菌です。胃の中には強い酸性の胃酸があるため、細菌は通常住めませんが、ピロリー菌はアンモニアを出して胃酸から身を守り住みついています。そのピロリー菌が出すアンモニアや毒素が胃の粘膜に悪影響を与え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こします。またピロリー菌に感染している人は胃癌の発症率が高いという報告があります。そこでヘリコバクターピロリー除菌療法が開発され健康保険の適用となりました。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
・急な病気やけがの対応について
・救急車を呼ばなければいけないほどの重症ではない時、まずはかかりつけ医に相談してください。かかりつけの医師が都合の悪いときは三重県広域災害・救急医療情報システム(059-382-1199)をご利用ください。
・胃腸炎
不適切な調理による食品や魚介類が原因で食欲不振、吐き気、嘔吐が急に起こり便に血液が混ざることがあります。排便後に石けんと水で丁寧に手洗いをすることが効果的です。治療は十分な水分を補給し脱水症に陥ったときは点滴による水分を補給します。また刺激のない食べ物を徐々に摂取し時に抗生剤を使用します。
・うつ病を疑うポイントは?
うつ病の基本的な病態は神経の疲れにあり、全身倦怠感や疲労感、食欲低下、頭痛めまい、睡眠障害、消化器障害など様々な身体症状が現れます。特に慢性疲労症候群は鬱状態の患者さんの症状に良く当てはまります。さらに糖尿病や甲状腺機能低下症、脳血管障害や認知症、等の中枢神経系疾患、悪性腫瘍、感染症、高血圧症などうつ症状を生じやすい疾患があることにも注意が必要です。
・伝染性膿痂疹(とびひ)について
とびひはバイキンが原因です。とびひにならないためにも
1).爪をきちんと切りましょう。
2).外出後は必ず手洗いをしましょう。
3).皮膚をかきむしらないようにしましょう。
4).鼻の中にはバイキンがいるかも?いじらないようにしましょう。
5).傷は適切に治療し、早くなおしましょう。
6).とびひの患者さんとはタオルなど共有しないようにしましょう。
風邪について
・風邪を引いたら。
風邪の原因となるウイルスに効くお薬はありません。自力で治っていく病気ですので水分の補給をしながら食事を取り体を休めて回復を待ちます。
熱や咳、鼻水などがつらい時は、症状をやわらげるお薬を使うことがありま。
・風邪を引いてもお風呂は?
体温よりも高い温度のお風呂にはいると体温は上昇しますが、それほど高くない熱(38度以下)で元気なら、ぬるめのお湯にさっと入る程度なら大丈夫です。シャワーで汗や汚れを流しても大丈夫でしょう。
貼り薬のいろいろ
・効果について
その成分が皮膚から吸収されて血液中に入り、薬の効果が発揮されます。貼っている間に一定の有効成分が常に体内にはいるので、安定した効果が得られます。
・貼り薬の種類について
現在、消炎鎮痛薬、狭心症治療薬、喘息治療薬、卵胞ホルモン補充療法薬、禁煙補助薬、麻薬性鎮痛薬の貼り薬などが医療用に使われています。肌にぴったりと貼らなくては効果不十分です。また、毎日貼る場所を変えかぶれを防ぎましょう。
薬を服用するタイミング
・食前とは食事の30分前。食後とは食事の後30分以内を、食間とは食事と食事の間で食後2時間が目安です。また就寝前とは寝る30分前を言います。
下痢止めの薬を使うときの注意点
・下痢になったからといって、必ずしも、下痢止め薬を使用することはありません。感染症による下痢の場合は下痢止めで下痢を止めてしまうと、病原体を長く体内にとどめ全身状態を不良にします。まず水分補給に努め病原体を体から排出するような治療をします。下痢が長く続くときは早めに受診してください。
薬を正しく服用しましょう
・自分用の薬を他の人に飲ませないようにしましょう。自分が平気だからと言って、他の人にも大丈夫という保証はありません。
骨リスクを評価するために
・骨折防止のためには、骨折の危険因子を総合的に評価することが重要です。骨折の発生頻度は骨密度低下のみならず、骨質低下、外力などに影響を与える因子を多く持つ患者さんで高くなります。そのため、骨折の危険因子を総合的に評価し、適切な治療を早期に行うことが、骨折の防止につながります。ぜひ骨密度測定検査を受けましょう。
血管動脈硬化を評価するために
・体の中の太い血管の弾力性を想定することが出来ます。高コレステロール血症、糖尿病、高血圧など生活習慣病のある方は、ぜひ脈波血管進展性検査を受けましょう。